自宅で使用するコンピュータからWindowsが消えるとともに文書作成、表計算アプリもPages, Numbersに換わりました、これらのアプリは、書式等を整えた雛形をテンプレートとして準備しておくと何かしら便利です。そこで、最も使う頻度が高い表計算アプリ(Numbers)のテンプレートをmacOS、iOS(iPadOS)でどうやって使い回しているのかをまとめてみました。
- 文書作成、表計算アプリはいろいろ
- なぜテンプレートを使うのか
- Numbersのテンプレートを作りmacOS、iOS(iPadOS)へ展開する
- iOS、macOSでテンプレートを共用する際の留意点
- まとめ
文書作成、表計算アプリはいろいろ
macOS、iOS(iPadOS)で使うことができる文書作成、表計算、プレゼンテーションのためのアプリにはデファクトスタンダードのMicrosoft 365(以下おなじみのMicrosoft Officeと呼ぶことにします)のほか、Appleが提供するPages, Numbers, Keynoteがあります*1が、ご存じの方は少ないはず。他にはMicrosoft Officeのファイルを扱うことができるオープンライセンスのアプリもいくつかありますが、ご存じの方はさらに少ないはずですので扱いを控えます。
Microsoft Officeは日本ではPCの購入時にライセンスが付けることが一般的かと思います。
けれども、Microsoft社のサイトでは、買切り(永続ライセンスと記載しています)は2番目の扱いで、筆頭はサブスクリプションです。その金額は、2021年12月現在¥12,984-/年と結構な金額なうえ、MacではAccess, Publisherが使えないのでWindows PCで利用した場合に比べて割高に感じられます。対してiWorkアプリは無償です。
「ただほど高いものはない」という諺がありますが、Excelから乗り換えても高くついたことはありません。
表計算アプリの機能を個人で使用する程度で比較すると、セル単位の保護がNumbersにはない程度の違いしか感じられません。関数もExcelはNumbersに比べて種類・機能が豊富なはずですが、家計簿を付ける程度では困ることはなく、もちろん日本ではおなじみの四捨五入のためのROUND関数もあります。
なぜテンプレートを使うのか
テンプレートってなに
ご存じのとおり、テンプレートは書式を整えた文書の雛形です。
Numbersで書類を作る際に「新規作成」をクリックするとずらっと現れますね。
テンプレートを使うメリットは?
ある目的*2のためにスプレッドシートを作成する際、行・列の要素とそのデータフォーマットを決めて、計算式をあらかじめ埋め込んでおくことで項目の抜け、計算誤りを防ぐことができるはず。
次に、スプレッドシートを作る際に最も無駄な時間を省くことができるはず。
それは、セル単位の書式設定に費やす時間です。
Numbersのテンプレートを作りmacOS、iOS(iPadOS)へ展開する
試してみました
2つほどテンプレートを作成してmacOSとiOS(iPadOS)で試したところ、
らしいことがわかりました。Appleからはとくに情報が出されてはいない様子。ですので、確認できた挙動を元にテンプレートを使うためのワークフローを決めておきます。
- macOS上でテンプレートとなるスプレッドシートを作成
- iOS(iPadOS)からアクセスできる場所(iCloudのフォルダでしょう)へテンプレートとして書き出し
- iOS(iPadOS)でテンプレートを開く
- iOSで提供されている機能を使用したスプレッドシートに更新する
- フォームを追加する
- iOS(iPadOS)テンプレートとして書き出し
手順のまとめ
iOS、macOSでテンプレートを共用する際の留意点
まとめ
例えば入出金の記録のために家計簿を年ごとに付けようとするとき、前年のスプレッドシートをコピーして使うこともできますが、年ごとに異なる計算式が埋め込まれていると何かと誤りのもとになるはず。
年も明けたことですし、気持ちも新たに真っさらなテンプレートで新たに文書を書き起こすのも一興でしょう。
駄文を末尾まで読んでいただき、ありがとうございました。