じつは粗忽者

富士通のワープロOASYSから親指シフトが大好きです

クレジットカードのサービスを比較する

 年度末だから(だった)というわけでもないのですが、手元のクレジットカードの利用状況とサービスの内容を再確認してみることにしました。

手元に使用頻度の低いカードを置いておくことで万が一盗難などに遭ったとき被害に遭わないために時々は棚卸しておこうと考えたからです。

 

利用しているカードとおまけ

 現在おもに使用しているカードは次の3枚(五十音順)です。ほかに何枚かありますが特定の用途に利用して持ち出すこともないので今回は対象外としました。

Amazon Mastercard(三井住友カード)

 amazonの支払いとSBI証券のクレカ積立に利用しています。

www.smbc-card.com

 amazonでの買い物のほかコンビニでの使用でもamazonポイントが付与されます。加入の日にちによって付与の条件が変わりますが最近の加入なので特に気にしないことにします。

 付与されるポイントは%で算出されます*1。プライム会員が2.0%、会員以外は1.5%で1ポイントがいくらで付与されるのかを計算すると約67円です。

コンビニ(セブンイレブン/ファミリーマード/ローソン)での使用についても同条件で月単位で合算し利用金額200円につき1.5%です*2

エポスカード

 買い物ほかの一部の公共料金の支払いに利用。

www.eposcard.co.jp

 おまけのポイントの付き方はいろいろで、200円で1ポイントがつくほか年間の利用額に応じてで2段階。さらにポイントアップショップで2倍からと選べるポイントアップショッブに登録することで最大3倍のポイントが付与されます。ポイントアップショップはEPOS Net経由で該当のショップをアクセスすると追加分のポイントが付与されますが、選べるポイントアップショップは事前に登録しておけば意識する必要はないのでうっかりしてもったいないが防げます。また、楽天も対象に入っていることは最近まで気がつきませんでした。

Shell Starlexカード(今日現在はapollostation starlexカードに改称)

ガソリン代の支払いに使用。

www.cr.mufg.jp

 カードの利用額に応じてガソリン1リッターあたり5段階の還元を受けることができます。ハイオクガソリンが最小リッター4円、最大12円ですからガソリン高の昨今とても助かります。

使ってみないとわからないサービス内容を比較

 クレジットカードを使う一番の目的は「利便性」ですがおまけは以外に重要なことは

  • 安全であること
  • 利用状況の把握と使いようの算段ができること

でしょうか。

利用実績反映のターンアラウンドタイム

 まず安全であることですが、万が一の対応については各カードのサイトで確認するとして、自身で確認するためには財布にあるレシートなりとの整理とカードの利用記録を定期的に確認することが重要でしょう。そこで利用後にオンラインのサイトで見ることができるようになるまでのターンアラウンドタイムを確認してみました。必ずこの時間で反映されるわけではないことは言わずもがな。

Amazon Mastercard

IDで使用した場合は2日から3日で使用履歴が反映されています。参照できる利用履歴は15ヶ月まで、15ヵ月より前の履歴を確認する場合はチャットで問い合わせをするとのこと。

2024年4月29日追記

毎週月曜0時から8時までは「定例メンテナンス」のため支払金額が未確定の月(翌月以降)の利用履歴は参照することができません。財布の中のレシートを整理する際は意識しておかないとなりません。

追記はここまで

エポスカード

店頭での利用実績が3日程度で使用履歴に反映されています。18年前の利用履歴が確認できる点は特筆ものでしょう。

Shell Starlexカード

振替などの履歴はやはり3日程度で使用履歴に反映されています。確認できる利用履歴は15ヶ月前まで、それより前の履歴が必要な場合の問い合わせ先などの記載はありません。

利用履歴照会の使い勝手

Amazon Mastercard

請求予定月から利用履歴を検索するので利用した日付でいつ請求があるかを意識する必要があります。明細の並びは日付降順です。

エポスカード

利用月で利用履歴が検索できるのは3枚のカードの中でこのカードだけです。利用者にとって、利用履歴の金額に誤りがないことと記憶にない履歴がないことを確認してから支払いの算段をするという手順が自然でしょうから履歴の確認が面倒になってサボるということが防げるはず。

Shell Starlexカード

請求予定月から利用履歴を検索するためこのカードも請求月を意識する必要があります。明細の並び順は「カードでの振替」->「ETC利用履歴」->「カード支払い」の順なのでこれまた煩雑。いただけないのは給油の利用履歴が還元額の計算のためか請求額が確定するまで表示されないことと還元後の金額が表示されるためレシートの金額と合いません。これでは照合になりません。

利用明細の提供形式

 利用履歴がどんな形式で提供されるのかを確認してみました。

Amazon Mastercard - 「とりあえずあります」

明細書を保存しようとしたとき、PDFでは提供されていませんのでサイトの利用明細ページで印刷用ページを表示させてPDF形式で保存しないとなりません。

データは拡張子がCSVのテキストファイルで保存できますが列のタイトルを表す行がなく列にも何やら意味不明なものがあります。利用先と思われる列も例えば「セブンイレブンでいつ何時にIDを使って支払った」までです。「とりあえずあります」程度のもの。

エポスカード

PDF、拡張子がCSVのテキストファイルで提供されます。PDFは請求金額が確定するまでダウンロードすることができません。確定後にポイントを充当して支払金額を操作することができます。

Shell Starlexカード - なんともいえないCSVファイルの書式

PDFとテキストファイルで明細のダウンロードが可能です。

PDFの明細はモノクロ。請求書の末尾に「カード締切日・事務処理等の関係でご利用累計等が翌月以降に表示される場合がありますので 予めご了承ください。」と但し書きがありますから累計額計算のための利用額と当月の請求額が異なる場合があるのでしょう。先の5段階のランク取得のために注意する必要がありそうです。

明細行は給油->その他が利用日付順に記載されています。明細行の欄についての説明書きは特にありませんが中には意味不明の欄があります。受け入れがたいのは「和暦」で表される日付。この半世紀に何度も元号が変わる時代には珍しく、なによりほかのカードの利用履歴と併せて支出の状況を把握するためには西暦に変換してからでないと使うことができません。。

テキストファイルは拡張子こそCSVですがこれがCSVか!という内容。たしかにCSV形式は項目をカンマで区切っている形式ですが、レイアウト調整のための空白と空白行が入っていたりとあまりな独自様式です*3

見直しの結果は

 主に使用する3枚のカードのサービス内容を比較してみましたが結論は「継続して使う」ことにします。それぞれのカードのメリットはほかのカードでは補いようがないためです。

 物価高の昨今、支出を抑えるために衝動買いをしないまさに「ご利用は計画的に」に努めることにします。「ちょっと待て、その買い物本当に必要か?」です。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

*1:めんどくさい

*2:これまためんどくさい、銀行屋の発想なのかな

*3:今では数少なくなったホストコンピュータと呼ばれていた「汎用機」の情報システムを構築した方たちが設計したのでしょう。