塩の道を松本へ
塩島新田宿を後にして白馬盆地の南端の佐野坂峠を越え仁科三湖の湖畔を走ります。
海ノ口には塩の道、海ノ口宿がありました。白馬の盆地から佐野坂峠を越えてまもなく、松本平北端の木崎湖畔の宿場です。
日本海からの冬の風が豪雪をもたらす白馬から寒冷ではあるけれど雪の少ない乾燥した気候の松本平に入り古の旅人も少しほっとしたのではないでしょうか。
松本から白馬へと冬に電車で向かうとこのあたりから急に雪景色がひろがり、下車の準備に取りかかっていました。
海ノ口を通り過ぎると大町に向けて下り坂が続きます。車で大町から松本に向かうルートはかつての千国街道の国道148号線か県道51号線で明科町に出て国道19号で上るかのふたつ。
今日は穂高から豊科の市街地を迂回するためと他の目的のために明科町に出ることに。
青木湖畔の桜
佐野坂峠を越えてすぐ、仁科三湖の中で最も大きい青木湖*1。山寄りの新道が開通し走ることが稀になった湖畔の道のそばにソメイヨシノが佇んでいて白馬の山々を背景に花を咲かせていましたが枯れてしまったそうです。

かつての姿。写真ライブラリをさがしてみたところ2015年の今頃に撮影していました。

今の姿。おそらく乾ききっているでしょう。

隣の田んぼのあぜ道に新しい木が花を咲かせていました。白馬の風雪に負けずに育ってほしいもの。
中綱湖畔
青木湖から隣の中綱湖に。簗場駅近くの湖畔の駐車場に車を止めて徒歩で向かいます。

満開の時期は既に過ぎていて人影はありません。季節ごとに右往左往する人達がいなくなってお地蔵さんもくつろいでいるのかも。

湖面をキンクロハジロのつがいが漂いながら時折潜っては採餌をしています。群れで渡り春先には北へ帰るはずですが2羽が残っているはどうしたのかな。
ちょっと廻り道

塩の道を外れて山道を登ります。黒沢高原よりも「HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場」がなじみがある名前でしょう。駐車場からスキー場の名前の由来になった鹿島槍ヶ岳の双耳峰を望むことができます。
黒沢高原から大谷原(おおたんばら)へ下り*2爺ヶ岳スキー場を経由し大町市内を横断し池田町を経由する大町明科線に入って明科に向かいます。途中上原(わっぱら)の温水路-ぬるめを見に行くか迷いましたが次の目的地に向かうため今回は見送りまです。
池田町の水鏡
明科経由の道を選んだ目的はこの景色。
車を止める場所が限られており田植えの車両の邪魔にならない場所を探してそれからは徒歩でポイントを探します。車の往来が多い道路なのでよく注意。

左手の山の向こうに残雪の前常念から常念の稜線を望めます。常念の頂が目立つ松本市内からの姿とはだいぶ違います。

水鏡に映る爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳、五竜、白馬三山の峰々。毎年毎年、何度見ても飽きることがありません。
また来年
残雪の山々の景色に別れを告げて松本に向かうことにします。連休なのでもっと車が多いと予想していましたがさほどではなく案外早く所要に取りかかれそうです。
引用・参考
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
起稿 2025年5月12日