macOSのアプリでよく使うアプリはDockに追加してありますが、たまに使うアプリはLaunchpadから起動しています。
LaunchpadはMac OS X Lionで登場し、UIの変更を重ねつつ現在に至っているのですが、/Applicationsとそのサブフォルダにあるアプリケーション(拡張子はapp)のアイコンを表示する機能は変更されていないようです。iOSと同じようにフォルダにアプリをまとめたりはできるのですが、表示・非表示を設定したりする機能はないのでインストールするアプリが数多くあると脈絡のない並びになったりアンインストールアプリが表示されたりと表示が雑多になってしまいます。
この記事ではLaunchpadに表示されるアイコンの整理方法をまとめてみました。
Launchpadの使い方
使用方法はappleのサポートサイトにユーザガイドがあります。
表示する規則は?
表示されるアプリケーションの種類
仕様が一般に公開されているわけではないのですが、ウィキペディアによると「/Applicationsフォルダと~/Applications(ユーザのホームディレクトリ直下にある「Applications」フォルダ*1)、および上記の2つのフォルダ内のサブフォルダにあるアプリケーションに対応するアイコンが表示される*2」だそうです。
表示の順序
上記と同様、公開情報は無いようですが、1ページ目にはmacOSにあらかじめインストールされているアプリ*3、2ページ以降はApp Storeその他からインストールされているアプリが表示されるようです。
表示順序は後述のデータベースにあるなんらかの値によるのでしょうけれどわかりません。
1ページに表示されるアイコンの個数
macOS Monterey(バージョン12)では5行7列、13 インチと16インチ2台のMacで同じです。
アイコンを整理する
表示されるアイコンの個数を変更する
google先生に訊いてみるとあちらこちらのサイトで変更の手順が説明されています*4。そちらを参照してはいかがでしょう。いずれもdefaultsというコマンドを使用しておりmacOSの設定情報に直接触れることになるので最悪の場合に備えて、バックアップから復旧する方法を知らない場合は避けることが賢明でしょう。アイコンの個数の大小はさほど深刻な問題ではないと思います。
不要なアイコンを整理する
SQLite3を使用してデータベースを操作します。この方法もやはり、行った操作がどんな結果をもたらすのか、復旧するにはどうするのかが分からない場合は避けることが賢明でしょう。
appleのコミュニティサイトに投稿があります。
また、下のサイトも参考になるかと思います。
データベース内のappテーブル構造です。
Appのテーブル構造(.schema apps)
item_id INTEGER PRIMARY KEY,
title VARCHAR,
bundleid VARCHAR,
storeid VARCHAR,
category_id INTEGER,
moddate REAL,
bookmark BLOB
この方法はLaunchpadのデータベースからアプリの情報を削除するのみで、アプリのインストール、アップデートが行われるとmacOSが再び情報を作成するので恒久的な対応ではありません。
アプリケーションでアイコンを整理する
Launchpad Managerというアプリがあり一部の機能は無償で使えるようです。
以上、ご紹介でした。
駄文を末尾まで読んでいただき、ありがとうございました。
2022年5月28日追記
macOS Monterey 12.4でこの技は使えなくなりました。残念というか、これまで不具合であったろう処理が修正されたのでしょう。見逃してくれよApple!