ほぼ3年ぶりにフィールド・トラック用の靴を買いましたので経緯ほかまとめました。
毎年春から秋にかけて行く山歩きと近年再開したスキーのためのコンディショントレーニングに週2回から3回ウォーキングを行っています。けれども、音楽を聴きながらなんとなく歩いていてはトレーニングにはならないので目標を設定したのですが、なかなか達成できないので道具に頼ることにしました。
登山者とランナーの宿痾、膝痛
ここ数年勤続?疲労により時折発症する膝痛対策に膝まわりの筋力トレーニングをしているのですが、その甲斐あってか発症の頻度が減ってきたため膝痛対策から筋活動量を増やすことを重点にしました。ただ医師からは、膝の軟骨が少しすり減っているので山登りはあまり頻度を増やさないこと、走るよりもウォーキングが負担が少ないと言うことで、ウォーキングを主体にするとどれほどの効果があるのか調べてみました。医者の言うことは聞くものです。
意外にもランニングより負荷をかけることができそうです。それにしてもアシックスさんのサイトの充実ぶり!
「時速7km以上の同一速度でのランニングと早歩きでは、早歩きのほうがエネルギー消費が高く、衝撃も少ない。筋肉については、膝より上の筋肉は同じように活動する一方で、膝より下の筋肉では早歩きのほうが活動量が多くなる」(以上、上記サイトから引用)だそうです。
時速7kmを達成するのは大変
では、1kmを7分はどれほどのペースでしょうか。実はそう簡単なことではありません。
ちょっとがんばった9月9日でも約9分/kmで他の日はだいたい10分です。意外に遅い…。
道具に頼ります
速く歩くためには歩幅、体重移動等々いろいろ変える箇所があるのでしょうけれどもここは安直に道具に頼ることにしました。「うまくいかないときは道具を変えてみよう」です。
で、ウォーキング用の靴を買うことにしました。KEEN社のWK400です。このモデルはこの春に発売されてすぐに品薄になってしまいなかでも黄色のモデルはほぼ品切れ状態。
メンズ ダブルケー400 ウォーキングシューズ | KEEN Yellow/Blackwww.keenfootwear.jp
どんな靴なのか
同社のサイトには「まるで転がるような新感覚な歩き心地」と紹介があります。
確かにソールの形状は今のマラソンシューズに多い厚底の湾曲した形状です。そして、シューレースは上から見て中央から外側に向かっていて抵抗になる部分を外側に配置したと言うことでしょうか。以上の外見は同社のサイトで観察できますが、ソールの写真がありません。
汚い写真で恐縮ですがソールです。土踏まずのくぼみがなく少し違和感のある形状。厚底靴は皆こんな形状なのかもしれません。
この春に購入したサロモンのトレイルランニングシューズと比べてみました。サロモンは未舗装のコースを走るためでしょう、トレッドがわりあい粗く土踏まずのくぼみもはっきりしています。まるでオフロードタイヤとオンロードタイヤのような違いがあります。
重量は395gとそこそこの重さ。サロモンの370gと比べて軽量というわけではありません。
試着は必須
どんな靴でも新しい会社、モデルを選ぶときは必ず試着してから選ぶことが肝要。KEEN社の靴はスノーブーツほか普段履きに何足か履いていて、みなおおよそアシックス社の靴よりもひとサイズ大きいもを選んでいますが、フィールド・トラック用の靴は初めてなのでショップで試着してから購入しました。
シューレースはアンダーラップ。そしてWアイレットにします。シューレースの結び方
はアシックス社のサイトに詳細に説明しているページがあります。さすがにアシックス社のこだわりはすごい。
インソールはこれまでの靴は無条件にSIDAS社のインソールを入れていましたがとりあえずはオリジナルのままで履いてみることにします。
シェイクダウン
実際に履いて歩いてみました
早速履いて歩いてみた感想です。
- やはり横幅はタイト - ひとサイズ大きいもので正解だったようです。ショップでは余裕があるように感じましたが、実際に歩いてみるとつま先から足の中央部まで遊びはありません。かかと周辺も同様で違和感なく包み込んでくれています。ひとサイズ大きくて正解だったようです。
- 路面を選ぶようです - 濡れたアンツーカーの上ではつま先がグリップせずに滑ります。しばらくして、そもそもそんな歩き方では速度が出ないことが分かりました。
- 普段使いには向きそうもない - ソールが湾曲していることで足が自然と前に出ますが、歩くことに集中していない状態では意図せぬ体重移動になるのでどうかなと。
- ジョギングにも不向き - これはショップで言われたこと。再確認することにします。
改めて時速7kmに挑戦
やはり道具だけでは…
購入してからほぼひと月後の記録、
大分速くなっていますがいまいち。やはり体重移動、腕の振り等々変えないとペースアップははたせないようです。
速く歩くために歩き方を変えよう
そこでいろいろ意識して歩くようにしてみました。
- かかとで着地し厚底ソールの反発で足を前に運ぶ
- 後ろ足は母指球付近の広い面積を使って蹴る
- 腕を意識して前後に振る
これらのことはアシックスさんのページに「ファストウォーキングのポイント」としてまとめて書かれていました。
WK400を買ったときに見ていれば良かった。(´・ω・`)
あれこれ試して瞬間的に7分/kmに近いスピードを達成することができるようになりましたが、そのスピードを1時間近く維持するためにはさらに努力が必要でしょう。気温が低い季節のうちに身につけておきたいものです。
まもなくスキーシーズン
スキー場のオープン予定日が続々発表され、いくつかのゲレンデが滑走可能になりました。山道具を仕舞い、スキーの準備を始めることにします。シェイクダウンの日まで7分/kmを目指して励みます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。